山口百恵「夢のあとさき」1980/04/20 ② 中学の先輩にショック

芸能界入りでとまどう百恵ちゃん~エピソード「ブルー」

ラジオ「夢のあとさき」の第3回放送は

「突然芸能界に入ってしまって
とまどいと驚きの中にさまようわたし」

題して『ローズ&ブルー』。

その前半、「ローズ」にあたるらしい
西城秀樹さんとのエピソードに続いて

ちょっと「ブルー」になったお話を
百恵ちゃんがしてくれました

こんな内容です

(ラジオの百恵ちゃんトーク)

こんな無邪気な喜びの反面ですね、とまどいも、実を言いますと多少あったんです。ちょっと話は前後しちゃうんですけどね。「スター誕生」で合格したときのエピソードなんです。

あの、最初のテレビの放送があってからすぐ、横須賀のその不入斗中学っていう学校でね、文化祭があったんです。

その時に、まあ各クラスいろんな分担がありまして、あたしも自分のクラスのその、、、出し物を手伝ってたんですよね。

実を言いますと非常に先輩に憧れてた人がいまして。話しもしたことなかったんです。

どちらかというと、あの、、、登校してくるその人の姿を教室の窓からぼんやり見ながら、で、あっ来た!と思うと、あの、、、そうですね下駄箱のとこまで走って行ってね、さりげなく友だちを向かえてるような顔をして、

なんとなく偶然会ったのを装ってですね「おはようございます」なんて挨拶をして、パッと駆けてどっかいなくなっちゃったみたいな、そういう感じだったんですよね。

ですから、まあ、非常に「夢の王子さま」っていうのかな~。そういう感じだったんです。

で、その「スター誕生」の放送があって、その文化祭の日に、その憧れの先輩がですね、自分の、まあ同じ学年の仲間をいっぱて引き連れて、教室へわいわい来たんですわたしたちの。

そうしましてあの、、、入口のところから、教室の中へ入ってくるでもなくって、入口のところからひょこっと顔をだして、5、6人でね。

「よーよーほら!あの子だよあの子」みたいな話をしていたのですよ。

それで、なんとなく、、、愕然としましてね。もうこれはひどく個人的な意見で申し訳ないんですけれども、なんか、、、非常に夢がこわれちゃったという感じでして。

なんか昨日まではやっぱりとってもいい先輩であったり、あの、、、頼り甲斐のありそうな先輩だったその人が、突如として、すごく、、、ちっぽけな存在に見えちゃったんですよね。

で、こんなにあたしは憧れた人なのに、その憧れてた人たちが、なぜこういう態度をとるんだろうかって。

それは、、、そうですね、仕方のないことなのかもしれないけれども、そういう風に見られてしまうことの悲しさみたいなものは、その時初めて味わいましたね。

(ラジオ・ニッポン放送「夢のあとさき」/パーソナリティ:山口百恵1980.4.20放送より)

百恵ちゃんあこがれの先輩との結末は?

偶然を装って「おはようございます」

・中学校時代
・【憧れの人】
・窓から見ていて
・姿を見つけたら下駄箱へGO

⇒「偶然を装って挨拶」

定番の行動パターンでは?

それとも
控えめな女子だけでしょうか

わたしもほぼこのパターンを
やっていました(控えめ組)

でも百恵ちゃんが
「偶然を装って」って
なんかおもしろいですね

「よーよーほら!あの子だよあの子」

この部分!
「役になりきって」言うんです

「よーよー」から
もう完全に中学男子に
なりきっています

この番組聴く限りでは
他の人のセリフ部分は
だいたいすべて
演じるように語ってくれる

だから音だけなのに
情景が浮かびやすいし
人物が見えてくる感じ

生真面目にやってくださるのが
上手すぎて!
もったいないような
笑ってしまう時がある(笑)

そうだ百恵ちゃんには
ラジオで「小説の朗読」も
やってほしかった!

夢がこわれちゃった

「愕然としましてね、、、」
お気持ちよくわかります
憧れのままでいてほしかった

A君「あの子だよ!あの子」
B君(騒いでる男子に気にも留めず)
涼し気に小説を読んでいる

もしこんな2人がいたら、、、
やっぱりB君タイプに
百恵ちゃんは(世の女性は)
憧れるのではないでしょうか

百恵歌手の道へ~友達は?お母さんの言葉は?

この後、次のような話へ進みます

(ラジオの百恵ちゃんトーク)

それで、、、まあこれから、先輩だけに限らず、あたしのすごく仲の良い友だちとか、そういう人間たちも、もしああいうかたちで、

「あの子だよ」っていかたちでね、指をさすようなそんな間柄になってしまうんだったらば、本当にあたしは、、、歌手っていうものにはなりたくないなって。その時、まあ思ったことがあるんです。

そうですね、、、でも、運のいいことに友だちは一人としてそういう風にはなりませんでした。いまだに電話をかけたり手紙をだしたりなんかしながら、それぞれいろんな話を聞いたりまた話したり、とてもいい仲間です。

それから、あたしの母っていうのは、そうですね、やはりそのオーディションを受けるにあたってもそうだったんですけれども、

「好きにしなさい。ただ、『自分が』選ぶのよ。自分が選んで、その道を望んで入るんだから後悔はしちゃだめだ。後悔をするようだったらば、はじめからやっちゃいけない」そう言われたんです。

で、シングルの第2弾が「青い果実」。この歌でかなりその当時の歌の方向っていうのかな、清純派なんて言われていた部分からちょっと離れてしまった、っていう見方を周りからされました。

で、、、この歌、歌詞を読んだときにわたしもさすがにドキッとしましたけれども、ドキッとした反面歌ってみたら意外となんでもなかったことは、逆に自分の中でも驚異的ではあったんですけれども。

ええ、、、そうですね、思い出深い曲です。それではその懐かしの「青い果実」を聞いていただきたいと思います。昭和48年9月1日発売でした。

♪「青い果実」~曲がかかる

(ラジオ・ニッポン放送「夢のあとさき」/パーソナリティ:山口百恵1980.4.20放送より)

「あの子だよ」って指をさす

(ちょっと話はそれますが)

「人に指をさしてはいけない」
私は子供の頃からこう教えられてきました
絶対だめだよって厳しく

ところがそうじゃない家庭もある
びっくり

世間一般では
どのくらいこの教えは伝えられているのか
最近わからなくなってしまった

鋭く尖ったものを
突き付けられる気持ち
それが刺さってくるような
危機感、嫌悪感

想像すると、できないですよ

(遊びや仲間でわかりあってやる時
など例外はある)

母からの言葉

「好きにしなさい。
ただ『自分が』選ぶのよ。
自分が選んで、
その道を望んで入るんだから
後悔はしちゃだめだ」

娘の百恵ちゃんは
お母さんからそう言われたと

「後悔先に立たず」
という言葉もありますが、、、

お母様は
自分の意思で選んだのだから
人のせいにしたり
言い訳に逃げたりできない

責任は自分自身だよ

そんなことをしっかり
確認させたのではないでしょうか

その道の途上で
じゃあ自分はどうするか?
選択していくこと

周囲に流されず
責任を持って決めることです

「青い果実」を一生懸命歌う百恵ちゃん

「青い果実」ベストテン入り!

「青い果実」は2枚目のシングルです

この曲も「としごろ」も
曲の長さが2分半程度しかないんですね
短っ

オリコンでベストテン入りしたとのこと!
(Wikipediaより)
プロデュースの力
見極め、スピード感すごいなと思います

当時の歌い方

●「あなたが望むなら」という歌詞
「が」は鼻濁音で聴きやすい
「のぞむ」も鼻にかかって
かわいい

●時々「い」がきつめ
という初期の特徴があります
(だんだん解消する)

●一生懸命な感じがある中
時折高音ののびやかな声に
心をもっていかれます

一体どんなことを思いながら
歌っていたのだろう

まとめ

  1. 中学女子あるある?好きな男の子に偶然を装ってあいさつ!
  2. 百恵ちゃんが憧れの先輩に失望した件、どう思う?
  3. 「山口百恵・文学の朗読シリーズ」もやってほしかった
  4. 人に指をさす~心の品位のなさが問題だよ
  5. 芸能界入りしても仲のいい友達は失わずに済んだ百恵
  6. 母「好きにしなさい。ただ自分が選ぶのよ」
  7. 「青い果実」、曲も百恵ちゃんの仕事ぶりもいい!




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