マティアバザール「CON IL NASTRO ROSA」

「孤島」のビッグバン!

「孤島」とは、、、

私が愛してやまない1曲の歌を「この歌を知ってる人なんて周囲に一人もいないんだろうな。ましてや好きという同志なんて、、、」と、ただ黙々とひとり、歌を聴いてきた年月のことです。

1995年から、”音楽”の孤島に一人で住んでいました。

22年後。

2017年にビッグバンが起きました(何のことかは後述)

この静かな感動を綴りたくて。

つね日ごろ、世間で大手を振ってる(ように見える)マジョリティ(多数派)からはずれて生きてしまっている自分は、生きづらいことは生きづらいけど、この場所で両足で立つことを確立するしかないと、弱々しいながら格闘してきました。

ポツンとひとり。孤立感。違和感。だれもが時には感じることなのかもしれませんが。

それが少し変わることもあるよ。という話です。

一例です。よくあることです。

だから「なんだ。話を大きく広げすぎるよ」と怒らないようにお願いします。似たような経験あるならばご自分のブログに綴ってください。読みたいです。

イタリアの人気ポップスグループ「マティアバザール」

好きな音楽を挙げるとき絶対に外せないのが「マティア・バザール」(Matia Bazar)

1975年に結成、今や大御所となったイタリアのバンドです。

「愛のブルー・トレイン」(原題「IL TRENO BLU」)という曲がありまして。

1983年。AGFマキシムのTVマーシャルでこの曲が流れていました。この歌なに?だれ?びっくりして注目した。日本での認知はここがはじまりでしょう。

そんな古い話じゃわかんないよ、という方、動画サイトで聴けたりするので漁ってみてください。

深い森の映像とともに流れる曲。このコーヒーのCMは、不意打ち的に日本人に異国芸術の衝撃を与えました。素晴らしいです。圧倒的。異国的とはいえ私には魂の郷愁を揺さぶられる音楽でした。

メインヴォーカルは女性で「アントネッラ・ルッジェーロ」といいます。(その後ヴォーカルは代わるが現在もバンドもアントネッラも活躍しているらしい)

CM曲「愛のブルー・トレイン」のシングルレコードを私はすぐに購入し、以降、LPレコードは4枚、CDは15枚くらい所蔵し愛聴ています。

マティアバザールのCDは、CDショップでは「ワールド」というジャンルの所に置いてあったんですよね「洋楽」じゃなくて。いつも最初に「ワールド」コーナーへ行ってチェックしていました。

「CON IL NASTRO ROSA」は知る人ぞ知るスゴイ曲

これも「ワールド」コーナーだったかと思います。

Matia Bazarの『 Piccoli Giganti 』という11曲入りCDを見つけて買いました。

輸入盤です。”made in Germany”  と書いてあり、歌詞カードなし。どんなことを歌ってるのか、イタリア語はわからない。仕方ないので音楽だけ聴きく。

1995年発売です。「愛のブルー・トレイン」から13年経っているわけで、女性メインヴォーカルは「ラウラ・ヴァレンテ」になっています。ラウラもまたいい。

10曲め、初めて聴く「CON IL NASTRO ROSA」という曲

そうそう。これこれ。こういう音楽だ。私が好きなのは!

この曲が大好きになりました。

歌詞はまるでわからない。それなのに詞がわかる音楽に匹敵するかそれ以上に「大好き」なのは不思議です。

「CON IL NASTRO ROSA」のメロディーには翳りを感じます。翳りというのか、精神性、内省的、思索する姿。

翳りがあるから明るくて、その明るさはしっかりと強く、成熟している。音楽は悦びの享受だ、と。それを翳りが支えている美しさ。

ラウラの少し鼻にかかったイタリア語も。あ、イタリア語に何か魅力があるのかもしれないですね。

マティア・バザールの音楽は翳りと精神性があって好きなのだと自分なりに考えていましたが、この曲も同系列で傑作だと思いました。

「ルチオ・バティスティ」というアーティストの存在

「CON IL NASTRO ROSA」聴いたり忘れたりを繰り返します。

必ず思い出すんです。そろそろ聴きたいな、あの私の好きな歌。と。聴くとやっぱり好きな歌だなと思う。

この曲が好きだと誰にも言わず

誰とも語り合わない

孤島で一人

だから楽しい

どこか寂しい

こんな感じで22年間過ぎました。

ふとネットで動画サイトにアップされているか調べてみようと思いました。検索はイタリア語で「CON IL NASTRO ROSA」と打つ。

すると「LUCIO BATTISTI」という男性歌手の「CON IL NASTRO ROSA」がたくさん出てきた。同じ曲だった。それどころかオリジナルはこっちだった!!

輸入盤マティアバザールのCDには「cover」とは書いてありませんのでびっくり。ここで初めて知る。

オリジナルを歌う「ルチオ・バティスティ」知りませんでした。

この方についてウィキペディアの翻訳版を見ると以下のようにある。

「イタリアの歌手と作曲家でした。彼はイタリアのポップ / ロックミュージックの歴史の中で最も有名で最も影響力のあるミュージシャンと作家の一人であると考えられています。」

「彼の歌はイタリアでも絶大な人気を誇り、多くの注目すべきミュージシャンがライブで演奏しています。」

(Lucio Battisti – Wikipediaより引用)

1943年に生まれ、1998年に亡くなられているとのこと。

ほう。絶大な人気。このような方の作曲した歌だったのか。存じ上げなくてすみません、今まで不勉強でした。(作詞はMogolという方らしい)。

超たのしい劇的展開、ビッグバンが始まった

「CON IL NASTRO ROSA」を動画で見た。

cover?え?ええっ?えーーーっ!!

カヴァーしている人たち、でてくるわでてくるわ。イタリアの人たちこんなにこの歌を愛しているのかと。

私は2日にわたって次々と動画を見ていきました。

男性バンド、女性ヴォーカル、

ソロ、ギターソロ、ギターコード紹介、

ステージで、部屋で、屋外で、

若い人たち、渋味の増した人たち、

素人さんらしき人、

カッコいいもの、イマイチなもの

得意げな人、うれしくてたまらない人

もうこのあたりから、笑っちゃったり、感動したり。がらりと世界が開けた。ありえない。

ステージでのライブもありました。

「さあ、みんなで歌おうよ!」という感じなのでしょう。お客さんたちと「CON IL NASTRO ROSA」を大合唱。飲んだり食べたり、踊る人、ノリノリの人。お店のスタッフは忙しく動き回る。

え?
ちょっとみんな
私たった1人でこの歌を聴いてきたよ。
22年間。

そっちに行くから止めて待ってて~~

完全にバン。感情崩壊。

言葉にできないうれしさ。

結局どういうこと?、、、まとめます

マティア・バザールの「愛のブルー・トレイン」(Matia Bazar「IL TRENO BLU」)はコーヒーのコマーシャルソング。日本にもファンはいる。

ルチオ・バティスティの「CON IL NASTRO ROSA」はイタリアで多くの人に愛されている歌。マティア・バザールもカバーしていた。

③日本でマティア・バザールの「CON IL NASTRO ROSA」cover を知り、大好きになった私は、曲についての情報ゼロのまま一人聴いて過ごしていた。

④イタリアでは大変人気のある曲だった。という事実を、リアルな詳細を「インターネット」のおかげて知ることができた。

⇒日本かイタリアかの違いでしかなかった。知らぬままなら少数派の世界。

求めれば開かれる場所はあるかもしれない。キミの心底好きなものを共有できる世界が。世界は広い。

⇒孤立しててもいい。でも受け入れられる世界を知ったときのうれしさってあるよと。
(※これに関連してさらに考えたいことがありますが次回以降に)

(おまけ)イタリア語を習得してイタリアへ行きたい。イタリアは私を呼んでいた。ミラノのライブ酒場かなんかで私も「CON IL NASTRO ROSA」大合唱してみたいという夢が生じた。

(追記)
オリジナルやマティアバザールのは探せませんでしたが、カヴァーされたレコードはたくさん出ていました。一例として「ControVento」さんバージョンの「Con il nastro rosa」

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