山口百恵「さよならの向う側」

◆引退に泣いたあの日~「さよならの向う側」

「さよならの向う側」
作詞: 阿木燿子
作曲: 宇崎竜童
編曲: 萩田光雄

1980年8月に発売された
シングルレコードです

同年10月、山口百恵さんは
芸能界を引退しました

当時、
「百恵ちゃん引退しちゃうって?」と
驚き、あわてふためき、
茫然自失に近い状態で、
引退までの日数を
カウントダウンして過ごした
百恵ファンにとって

「さよならの向う側」は
武道館で百恵さんがマイクを置いた
あの日の歌

まあ…15歳だった
私自身のことなんですが。

泣きました
15歳という年齢のせいか
人には涙を見せたくないと
家族にも見えないところで
大泣きしていました

それでも、
自分が百恵ちゃんだったら?と
一生懸命イマジネーションを働かせ
結婚を機にすべての仕事を辞めるという選択
わかるな、、、と思いました

自分も選ぶかもしれない道を
百恵ちゃんにダメとは言えない

「トップスターの気持ちがわかるの?」って
突っ込まれても困りますが

自分の道を選んで進む
自分の人生を大事にする
これは人間だれしも同じ

多くのファンが
やめてほしくないという思いを
「やめないで」という言葉に出したとき
見えない圧力になって
本人を苦しめることもある

どうぞ選んでください
と言ってあげたい

その理解とは別のところで
私個人への影響はありました

今後私の生活に、
「山口百恵」からの「新たな供給」が
一切ない、、、

歌、テレビ、映画、
ラジオ、雑誌、などの一切が

えっ!
ライフラインが絶たれちゃうの?
、、、そんな感じ
やめましょう

山口百恵の 「一恵」 という曲を
ご存知じですか?

「さよならの向う側」から
3か月後に発売された
実質最後のシングル

百恵ちゃんが
「横須賀恵」というペンネームで
作詞しています

そこに、こんな歌詞があります

現(うつつ)に戻す罪の深さを

知ってか知らずか あなたへの

愛を両手につぶやいた わたしは女

「一恵」
歌:山口百恵、作詞: 横須賀恵、作曲:谷村新司、編曲:萩田光雄

「現に戻す罪」

この歌詞とともに
当時21歳の百恵さんの思い
15歳のわたし

今も時々
思い返しています

とても貴重ないい思い出です

◆引退は知らない~新世代の歌「さよならの向う側」

「さよならの向う側」
今もたくさんの人に歌われ
愛されているようです

「引退の時の歌ね」
としか言えなかった古い人間の私も
認識を新たにしました

今は今の歌の楽しみ方がある

結婚式で家族へ
卒業式で
自分だけの場面で「あなた」へ

ちゃんと聴いてみると名曲ですね(笑)
というか、
時間が経つにつれて成長し
気づいたら定番の名曲になっていた

新しい人たちの
自由な聴き方、歌い方があったからこそ
育ったのではないでしょうか

私は引退の時
気もそぞろで
普通に曲として聴けていなかった
のかもしれません

これからも歌い継がれるでしょう
お気に入りのアーティストの
カバー版が好き!という人
それをまたカバーする人。。。

こういう風に変化していくとは
1980年10月には
思ってもみませんでした
(時ってすごい)

気が向いたら
オリジナルはどんな歌かな?って
戻って聴いてみてください

さりげなくそこにいる
百恵ちゃんの歌声に
癒されると思います

◆映画『でーれーガールズ』の臨場感にふるえた 

2015年に劇場公開された
映画『でーれーガールズ』
(制作はホリプロダクション)

百恵ちゃんが引退した1980年に
高校生だった二人の女の子の友情の話です

主人公が百恵ちゃんのファン。
劇中で山口百恵の曲が少し流れます

少しでも、
「映画館の音響で聴ける」ということ!
臨場感が最高です

こんな風に聴きたかった!
30年以上これに飢えていたんだと
ハッと気づく

◆【注意】以下、曲ネタバレです

使用された曲は…

・「ロックンロール・ウィドウ」
百恵本人でワンコーラスだけですが、
めちゃくちゃカッコいいっす!

・「ひと夏の経験」
主人公が
自転車こぎながら口ずさむ(ほんの少し)

・「プレイバック part2」
女学生たちが踊って歌う(少し)
(百恵ヴォーカル少しかぶる)

・「さよならの向う側」
ワンコーラスでした(フル希望)

最後の方で「ラジオ」から
「さよならの向う側」のイントロが流れ始める

すると
百恵のヴォーカルが始まる前に、
主人公がパチッとスイッチ切っちゃう

とてもいいシーンでした!

「今じゃない」
「まだ聴きたくなんかない!」

だれの念ともわからない力が
音楽を切る
「セーフ!」
ホッとしました

いよいよラストの場面で
「さよならの向う側」が始まります

イントロ(もう泣けそう)
百恵、歌い出す(我慢我慢)

…そして
エンディングは
優希美青ちゃんの歌
「さよなら また会おうね」になります

この切り替わりは
過去を向いていた気持ちを
現在へ向きを変える
明るいパワーのようでした

いやしかし、
どんなものにも終わりは来て
だからこそ始まりが来るんですね

ぜひ『でーれーガールズ』
DVD等で見てみてください

◆まとめ 

  1. 百恵ちゃんの引退を存分に思い出して泣こう
  2. 卒業式や結婚式で「さよならの向う側」を歌おう。長めの間奏に何かひとことメッセージも言えます
  3. オリジナル盤【山口百恵の「さよならの向う側】の中には、ささやく感じの「あなたの~」が一つあります。探してみよう
  4. 映画『でーれーガールズ』(2015年公開)をDVD等で見てみよう
  5. 三浦祐太朗さんヴァージョンの「さよならの向う側」も聴いてみよう

山口百恵「さよならの向う側」レコチョク


三浦祐太朗「さよならの向う側」レコチョク

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