山口百恵「PORTBELLOの銀時計」

◆同じ作家陣2曲つづけてGO~!

アルバム『GOLDEN FLIGHT』の
B面2曲目

「PORTBELLOの銀時計」
歌:山口百恵
作詞:伊藤アキラ
作曲:浜田省吾
編曲:加藤ヒロシ

B面1曲目

山口百恵「愛のTWILIGHT TIME」 と

同じ作家陣(伊藤・浜田・加藤)です

どんな歌でしょう?

◆ポートベローのアンティーク・マーケット

ポートベローで開かれる有名な蚤の市が
この歌の場面に使われているようです

グーグルマップを見ると
ロンドンのノッティングヒルに
「Portobello Road」
(ポートベッロ・ロード)

という通りがありました

表記は「Portobello」
 t の後に o が入っています

この通りで土曜日に開かれるという
アンティークマーケット(骨董市)

これがポートベローの蚤の市

テントを張った露店が立ち並び
いろんなものが売られている写真を見ました
わたしは行ったことがありませんが
ぶらぶら歩くだけでも楽しそう

◆百恵ちゃんはマーケットへ行ったのか?

レコーディングで
ロンドンに飛んだ18歳の百恵ちゃん
ポートベローの蚤の市には
行ったのでしょうか

百恵ちゃんの音楽プロデューサーでいらした
川瀬泰雄さんの名著に
気になる文を見つけたので
引用させていただきます

この曲を聴くと思い出すことがある。

タイトルのポートベロー・マーケットは世界最大のアンティークマーケットと言われている場所だ。

百恵がロンドンへの到着前に、僕と金塚さんとで行ってみた。

残念ながらこの時は百恵本人は行けなかったのだが、後にロンドンを訪れた時、このポートベローに行ってみて、すごく良かったと言っていた。

(『プレイバック 制作ディレクター回想記音楽「山口百恵」全軌跡 』(川瀬泰雄氏 著)P197より引用)

レコーディングの際には
マーケットに行けなかったんですね

でも
後にロンドンを訪れ
ポートベローに行ったとのこと

良かった!
歩いているお姿が浮かびます
何か掘り出し物があったでしょうか

「後に…」っていつ頃かな?
引退記念番組の海外旅行では
行ってないみたいですから
引退後かもしれません

ゆっくりできたなら
いいですね

◆歌を聴いてみよう

「愛のTWILIGHT TIME」と比べて
「ポートベローの銀時計」は
なんとなく

~曇天~

といった気配が漂う(好きです)

サウンドは
やはり手作りのバンド感があって
遠くかすかにキーボードが
(オルガンかシンセかな)
ガチャガチャと
演奏を楽しむように入っている

ヴォーカルは
淡い印象で
音量の差があるのか
遠のいた感じに聴こえます

その分、母音「あいうえお」に
アクセントがついていて
デビュー当時の百恵ちゃんを彷彿させる
不思議な感覚

要所要所小さなこぶしが入り
かわいい声の中にも
思い悩むことでもあるのか
愁いのあるトーンが響く

悲しい思い出

刻んだ時計

いつしか壊れて

愛も woh woh woh woh

「ポートベローの銀時計
(歌:山口百恵、作詞:伊藤アキラ、作曲:浜田省吾、編曲:加藤ヒロシ)

この歌詞のところは
山口百恵の声が2声
少しずれて追いかけっこします
すれ違う心を表しているように

銀時計に彫られたイニシャルから
昔の恋人たちに思いをはせ
心は重ならない…と
ネガティブな主人公

◆連作として聴いてみたら…

B面1曲めとB面2曲めを
「連作」ととらえてみたら
意外とすんなり入ってきて
おもしろいです

「愛のTWILIGHT TIME」で
金曜の夕方
恋人と逢えなかった主人公が

次の日の朝
主人公は骨董市をひとり歩く
(昨日はあの人と会えなかった)
なんて思いながら

かなり物語の奥行きがでてきて
共感できちゃう

そして
山口百恵のお茶を飲む歌詞
ここにもでてきた~!

「熱いお茶を飲む場所へ…」
という歌詞です
がんばれっと思う

きっと一杯のお茶に
希望を見つける
そんな気がします

ひよっとしてそのCAFEに
恋人が来ていて
話しができるかもしれないとか

◆まとめ

  1. 「AIR MAIL」「愛のTWILIGHT TIME」と「PORTBELLOの銀時計」。伊藤アキラ・浜田省吾・加藤ヒロシという作家陣の3曲
  2. この歌にうたわれている「ポートベローの骨董市」。せっかくロンドンに来たのに百恵ちゃんは行けなかった
  3. のちにロンドンを訪れた百恵さん、ポートベローへ行き「すごく良かった」と
  4. (感想)曇り空のネガティブ思考?18歳山口百恵のボーカルが不思議に揺れ動いてる
  5. (感想)B面1曲め「愛のTWILIGHT TIME」の翌朝ソングと想像したらイメージが広がりました
  6. (感想)熱いお茶を飲む場所へ…それは活力、希望の兆し


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