山口百恵「二十歳前夜」

リアルな百恵ちゃんの言葉!カントリー風しあわせソング

「二十歳前夜」
歌:山口百恵
作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童
編曲:船山基紀

アルバム『百恵白書』
(1977年5月発売)の
B面1曲目に収録されています

◆『百恵白書』は全11曲入り(A面5曲・B面6曲)

『百恵白書』には
次の11タイトルが収録されています

————————————

【A面】

1. 「I Came From 横須賀」
2. 「鏡の中のある日」 
3. 「いた・せくすありす」 
4. 「約束」 
5. 「間奏曲」


【B面】

1. 「二十歳前夜」     ←今この曲 
2. 「お菓子職人」
3. 「ボーイッシュ・ベイビー」 
4. 「ミス・ディオール」 
5. 「歌い継がれてゆく歌のように」 
6. 「「スター誕生」Again」

————————————–

◆B面トップ「二十歳前夜」~百恵ちゃんと親しもう

『アナログレコード』の特性
A面とB面があることを
ここで思い出しますね

レコードをひっくり返し終えて
B面のはじまりはじまり

冒頭からドラムがピシッピシッと
歯切れがよく
自然に身体が揺れて
楽しくなる

LP『パールカラーにゆれて』の
B面トップ「赤い衝撃」の
リフレッシュ感と
方程式は同じではないでしょうか

思えば、A面1曲目
「I Came From 横須賀」は
「やったー!」と叫びたいような
カッコいいサウンドでした

「二十歳前夜」は
「I Came From 横須賀」と
同じ「やったー!」ではありません
これは重要

リスナーは
もう5曲聴いてきたので
「百恵ちゃん」との距離が
縮まっているのを感じます

アルバム1枚分の時間を
共に過ごす楽しさを
実感するころ

百恵ちゃんの部屋に招かれて
くつろいで
おしゃべりしている
そんな錯覚に陥りそうです

◆夢見るお嬢さまの「20歳までにやることリスト」

歌詞にある「20歳までにやること」は
こんなラインナップです

—————————

・茶道
・花道
・料理
・洋裁
・歌
・踊り
・ピアノ
・旅
—————————
女性のたしなみと言っては
時代が古い感がありますが
良いとこの娘さん、のムード漂う

百恵ちゃんの言葉から
詞ができたのだとしたら
「洋裁」って
さりげなく「パッチワーク」を
予感させるではありませんか

「旅」にも行きたいとは
フランスですか?
じゃあ「フランス語」もですね

あなたは8つの中に
やりたいことありますか?

私は茶、歌、ピアノ、旅かな~

◆「百恵白書」の本~もうひとつのわたしの分身!

LPとほぼ同時期に
「MOMOE STATEMENT 百恵白書」という
楽譜や写真などが綴られた本が出ていました

表紙はLPジャケットと同様の写真!
当時、書店で見かけたときは
飛びつきました

帯には
「この本は、わたしの分身。いつもあなたのそばに置いてほしいの—。」

と書かれています

レコードだけじゃなく本も
「分身」だったんですね!

中身は、

アルバム『百恵白書』全11曲の
歌詞、楽譜(ギターコード付)

「としごろ」から「夢先案内人」まで
シングル全17曲の楽譜

18枚の百恵ちゃんの写真

それから
『百恵白書』全11曲の各歌には
百恵ちゃんからの一言コメント 
載っていました

「二十歳前夜」は
こんなコメントです↓

現在18才。ホントにたくさんやりたい事があるんです。この唄の中に出てくる事は、もちろん、他にもたくさん。20歳になるまでにあと2年。その間に全部出来るかしら、無理かもしれない。でも、、、、、、。

「MOMOE STATEMENT 百恵白書(限定愛蔵版)」(1977年7月1日東京音楽出版株式会社より発行)

「無理かもしれない」
、、、冷静なご判断です
8/31追記:そのあと「でも、、、、、、。」がありました

いっそアルバムを出すたびに
「本」も出してくれたら
お小遣い大変だけど
買ってたでしょう

◆カントリー調のギターがおしゃべりの聞き役

歌の最初の部分(Aメロ)は

ヴォーカル、演奏(あいの手)
ヴォーカル、演奏(あいの手)

という感じで
百恵ちゃんの歌のあとに
スチールギターが
追っかけるように演奏します

「それで?それで?」
って感じ

1番と2番では入れ方が違ってて
2番の方が力強くスチールギターが入る
カントリー調なんです

この曲ではドラムの音色が
温かみがあるので
スチールギターとマッチしています

また
『パールカラーにゆれて』でも
感じたことですが

船山基紀氏のノリのいいアレンジ
シンバルのビシッビシッの
カッコよさなど
楽しく聴ける演奏です

◆恋の悩みなのにしあわせそうに聴こえます

2番の歌詞は
話題が「あなた」になります

♪「あなたの心の中を」
知りたいという
恋の悩み

でもその悩みを歌う百恵ちゃん
なにがそんなにうれしいのか
というくらい朗らかな歌声

このアルバムは
阿木燿子さんの詞だけれど
「全くあたし自身の言葉でもある」
と言っていましたが

♪「あなたは時々お酒も飲むし」
と、2番の歌詞は
特にそうかな、と思いますね

◆筆者の思い出~歌の好みはいろいろだった

当時の思い出といえば
レコードプレイヤーを新しく買った時に
親がめずらしく
「ちょっとだけどんな感じか聞かせて」と
部屋に聞きにきたんです

ちょうど『百恵白書』買いたての時で
A面「I Came From 横須賀」をかけました
反応は「うん、いいね」だったかな

1曲フルに聴く空気ではなかったので
途中で止めて
B面「二十歳前夜」をかけました
「ああ!こっちの方がいいなぁ!」と
とても気に入ってもらえました

私のお気に入りは
「I Came From 横須賀」だったので
おもしろいなと思うと同時に
「二十歳前夜」のお株が上がった

ちょっとしたことが
思い出になるんですね

◆まとめ

  1. さあB面!気分リフレッシュの方程式
  2. 聴くほどに百恵ちゃんと距離が近づいていくのが「アルバム」の良さ
  3. 「20歳までにやること」リストアップしたのは8つ
  4. 『百恵白書』という楽譜や写真を載せた本が出版されました~「わたしの分身」Part2
  5. 本の中で百恵ちゃんのコメント「ホントにやりたい事たくさん」「全部出来るかしら、無理かも」
  6. スチールギターの演奏が百恵ちゃんの夢の聞き役
  7. 「あなたの心の中が知りたい」恋の悩みはなぜか明るい
  8. 「あなたはお酒も飲むし」20歳以上の彼と18歳の百恵~さりげなく実話だった!
  9. 「I Came From 横須賀」と「二十歳前夜」どっちが好みですか?

こんな記事も

船山基紀氏のアレンジでノリがいい曲たくさんあります

⇒ 山口百恵「雨に願いを」

『百恵白書』のミュージシャン一覧を掲載。スチールギターは石田新太郎さん

⇒ 山口百恵「間奏曲」

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