山口百恵「横須賀ストーリー」

大ヒット超絶昭和歌謡「百恵ちゃんのこれっきり」ください

小学6年生、レコード買いに走りました

シングルレコード「横須賀ストーリー」(作詞: 阿木燿子、作曲: 宇崎竜童、編曲: 萩田光雄)は1976年6月に発売されたそうです。


ずいぶん昔のことなんですね。
小6の私は買いに走りました。すぐにフルで覚えたくて。


でもなぜ「覚えたい」と思ったのか、、、。
ヒットする予感がしたから「先取りして押さえておくか!」なんて思ったのかもしれません。ファンでしたから。


私みたいに興味を示す人がいっぱいいたのでしょうか。


我が家のしょぼいレコードプレーヤーで「横須賀ストーリー」を聴いているうちに、町や商店街でも曲が流れ、教室では男子が繰り返し歌いだし、結果大ヒットになりました。

耳に残るフレーズ「これっきり」24回

大声では言えませんけど「横須賀ストーリー」当初はそれほど好みじゃなかった!ロックなテイストにも気づかなかったし「これっきり」を連呼してるし。


数えてみたら6回で1セットを4セット繰り返しているから、1曲の中に24回の「これっきり」。ずいぶん詰め込んできました。


私はサビ抜きで「街のあかりが~」以降が好きでした。


これがヒットさせる技術なのでしょう。ふと耳にしただけで「百恵ちゃんのこれっきりって曲気になるな~」と間違いなく思います。


アップテンポで、メリハリがあって、ギターもサックスもカッコいい。新鮮な潮風が吹いてきた感じ。ヒット曲という観点からみると最高です。昭和の流行歌謡にこんなステキな歌があったか!と。

レコード買うのに歌唱力が必要?

あの頃、レコード屋さんでレコードを買うのに、
題名のわからない歌だと客が店員さんに「こういうメロディーのレコードがほしい」と自分で歌って聞かせるなんてことがありました。


おじさんが演歌のワンフレーズを見事に披露してたり。うまい人は堂々とできるんでしょうね。


「これっきり~」っていうのがほしいんだけどというお客さんもいたかもしれません。


歌はヘタでも通じます。
タイトル知らなくてもOKな世界でした。


「横須賀ストーリー」ってどんなストーリー?

横須賀ストーリーの2人「大人か子供か」論争

「横須賀ストーリー」の詞の世界ですが、


少年と少女の頃から仲良しだった二人の話。私はそう解釈して聴きたいです。


なぜ「聴きたい」って願望かというと、油断してると「男性」はかなり年上で大人じみた渋い人になり、街灯りも夜の歓楽街の雰囲気になってしまうから、、、。


どうしてなのか。
サックスの響きや横須賀という街が大人っぽさをかもしだしているのかもしれません。


これを修正しながら、幼なじみストーリーに戻しています。


変な聴き方ですよね。
二重のイメージで聴けるとも言えます。


大人の男性、同級生の男子女子、そのどっちも?
固定してないからおもしろい


「海」は少女の原風景~百恵ちゃんだから歌える歌

2か所の歌詞を見てみましょう。

急な坂道 駆けのぼったら
今も海が見えるでしょうか

(「横須賀ストーリー」 歌:山口百恵、作詞: 阿木燿子、作曲: 宇崎竜童、編曲: 萩田光雄)


あなたの心 横切ったなら
汐の香りまだするでしょうか

(「横須賀ストーリー」 歌:山口百恵、作詞: 阿木燿子、作曲: 宇崎竜童、編曲: 萩田光雄)

「今も」と「まだ」という語句に注目してみました
一緒に遊んだふるさとをあなたも忘れないでいてほしい、という思い。


時の流れは少年も少女もそのままでいさせてはくれません。
少年の変貌を感じて「これっきりですか」と胸を痛めている彼女も大人の女性になりつつある。


海や汐のにおいを、不安にかられてもう一度確認しようとしています。


横須賀は懐かしいふるさとであり、大人になれと背中を押してくる容赦ない街でもある。


やはりこの歌を歌えるのは山口百恵しかいません。


横須賀という近くて遠い街

横須賀へ行ったらやってみたいこと

横須賀は私には近くて遠い街です。

東京にいながら1度しか行ったことがありません。行きたいなと思うし、行かない方がいいのかなとも思う。

もし横須賀に行ったら、
どこかの喫茶店の窓際で「ミルクティー(熱い)」を注文して通りをながめよう。

そして「男性がさっさと先を行き、2歩くらい遅れて歩く女性」、そんな縦一列並びのカップルを探そう。見つからなかったら幻視して浮かび上がらせればいい。

次の歌詞の再現です

私は少し遅れながら
あなたのうしろ 歩いていました

(「横須賀ストーリー」 歌:山口百恵、作詞: 阿木燿子、作曲: 宇崎竜童、編曲: 萩田光雄)


街でこんなカップル見かけたらどう思いますか?あなたはこの歩き方をしたことがあるでしょうか?(意外と多いかも)

2人はこれっきりか?を考える

余談ですが、
「横須賀ストーリー」の2人はこれっきりでしょうか?

私は「これっきりでない」方に1票入れたいなと思います。

しらけそうなのであまり言いたくないですが、、、
こういう男性っていますよね
無頓着でシンプルなひと

相手がとなりを歩いてなくても気づかない。
二人で会うことにも慣れちゃって安心してる。
(いや実は緊張しすぎて別世界を漂っているのか)

でも彼女はそんな彼の中の「見知らぬ人」を確かに見た。彼女にしか働かない鋭い感。その直感を信じて深い意味を読み取るなら「これっきり」かもしれません。


山口百恵さんの歌い方~17歳と21歳

聴き比べができる楽しい曲になりました

「横須賀ストーリー」は武道館のさよならコンサートでも歌っていました。 武道館バージョンとオリジナルの聴き比べをぜひやってみてください。

どっちの百恵が好きかは意見が分かれれるところです。

「武道館」版は百恵ちゃんが大事に育ててきたこの歌への思い入れが伝わってくるので、胸に響きます。私は、小学6年で良さがわからなかった自分だからこそ逆に懐かしかったりします。

先ごろ、百恵ちゃんの息子さん三浦祐太朗くんがテレビで「母からの歌のアドバイス」について言っていました。


確か「母からのアドバイスは鼻濁音を意識して。がぎぐげごをきれいに発音して」というようなことだったと。


これを踏まえてお母さまの「横須賀ストーリー」を聴くと、さりげない鼻濁音が!

前出の歌詞「今も海が」の「が」も鼻濁音です。気づかない程度がいいですね。

まとめ

  1. ヒット曲を作りたい!という野望があるなら、ヒントはここにある
  2. 横須賀という街、海のイメージを心の中に描いてみよう、ひまなら行ってみよう
  3. 主人公の女性は「これっきりかどうか」女子会のテーマにしてみよう
  4. カラオケで「百恵風鼻濁音だよ!」とちょっとマニアックなモノマネをしてみよう





・アルバム『横須賀ストーリー』の1曲目はこれ
⇒ 山口百恵「陽炎」

・百恵ちゃんラジオトークなら
⇒ 山口百恵「夢のあとさき」1(ラジオ番組)


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